50代からの更年期障害に立ち向かうには。

更年期障害とは、閉経後、女性ホルモンの減少にともない、精神、身体ともにさまざまな不具合がでることをいいます。

原因はエストロゲンの欠乏により、自律神経のバランスが崩れることです。

その結果、脳がバランスを保とうとし、一時的に興奮状態に陥ります。

無性にイライラする、体がほてる、のぼせる、大量の汗をかく、などの症状がありますが、個人差が大きく、

症状が強く出るひとや、長く続くひともいるので、まずは医師の診断をうけて、更年期障害であることを自覚することが大事です。

更年期障害であるという診断をうけて、「女性として終わった」というふうに悩んでしまう人もいます。

きまじめで完璧主義の人、また、マイナス思考の人、ストレスに弱い人は症状が強くでたり、悪化させてしまったりします。

では、更年期障害に立ち向かうにはどんな方法があるのでしょうか?

ひとつめは、薬に頼らずに緩和させる方法です。

定期的に運動している人は、更年期症状が軽くすむという報告もあります。

軽く汗ばむくらいの運動(ヨガやウォーキングなど)を習慣化させるといいでしょう。

また、朝の光はうつ症状にいい作用をもたらします。

人間の体の時計はきっちり24時間ではなく、多少の誤差があるので、朝の光を浴びることで、一日がはじまったと認識します。

ですから、効果的に運動をするには、午前中がオススメです。

ふたつめは、医学を取り入れる方法です。

東洋医学で、漢方薬の中でも、「加味逍遥散」という薬は、不定愁訴が多い患者さんに効くといわれています。

不定愁訴とは、頭が重たい、肩がこる、めまいがする、眠れない、夢をよく見る、汗をかく、顔が紅潮する、動悸がする、足が冷える、

顔がのぼせる、口が渇き苦い、無気力でうつ的、逆上しやすい、女性の場合は生理不順がある、などのことをさします。

漢方薬は複数の症状にこうかがあることで、その人の体格や状態にぴったりあったものを処方されれば劇的によくなりますが、

効果が認められるまでは、他の漢方に切り替えたりとその人に会うものをみつけるまでに時間がかかることもあります。

西洋医学では、自己チェック表と問診で更年期障害の度合いを調べ、診断がつくと、ホルモン補充療法に入ります。

また精神的な不調が強い場合は抗鬱剤や睡眠薬などを用いることもあります。

他人ごとではない更年期障害。

まずは、更年期障害であることを、自分が認め、身近な人たちに理解してもらうところからはじめて、うまく付き合っていくことが大事です。